子供とのゲーム
2009年12月01日
前回に引き続き、旦那の文です。
先の定例会で、初めて子供卓を開きました。その時の経験を元に、今後の対応について考えてみました。文章中に子供に対しネガティブな表現が表れますが、子供とのゲームを否定してるのではありません。子供ですから諸々の面で大人と違うのは当たり前で、それを考慮した上で共にゲームを楽しむ方法を模索していきたいと考えております。
さて、今回はゲーム慣れしていない子供さんが多かったので、大変ながらも色々と経験できました。主に3つの点が気になったので、その内容と今後の対策を考えてみます。
その1 子供はモノの扱いが荒い
ま、荒いですね。『丁寧に扱いましょう』と言っていますけど、熱中し始めるとその辺が意識から消えちゃうみたいです。クロンダイクも玉飛んでますから、あまり大人同士では見られない光景だと……(この扱いでも流石はHABA、何ともないぜ!)。木製の駒や厚紙のパーツはある程度耐えられそうですが、カードとかは危険ですね~。うちの甥も熱中すると握ってしまい頻繁に注意してる気がします。でも、自分自身も子供の頃はこんなモンだったし、逆に丁寧すぎる子供の方が怖いと思いますけどね。
実際、子供の扱いが荒いのは、怒っても仕方ないことだと思います。大人ほど、注意を分散できませんから、熱中し始めると……。かといって、当方も「仕方ないなぁ~ハッハッハ」と言うほど余裕ありませんので、対策は練らねばなりません(実際、子供さんがそうなっちゃうと、親御さんの方が「ヒ~!あんたら止めなさい!!」とかなっちゃって、ゲームに集中できない点もあります)。
対策としましては、やはり【子供の使用に耐えうるゲームを用意する】って事になると思います。『丁寧に扱いましょう』と言っても、それ自体が難しいですから、丁寧に扱わなくても大丈夫なゲームを用意する方向で……。具体的にはHABAやラベンスバーガーが良いかなと。
その2 子供は飽きっぽい
前にも『集中力が持続しない』と書きましたが、時間的な飽きっぽさじゃない方向で。具体的に起こった事例なのですが、ブロックスで自分が置けなくなっちゃうと一気にゲームから離れるわけです。他にも、インカの黄金で先に洞窟から抜けた子がうろうろし始めたり……。大人でしたら他の皆が終わるまで待ちますけど、子供には難しいみたいです。仕方ないよね~自分、関係なくなったんだしね。
もともと集中力が少ないし、対戦相手に気を配るのも苦手ですから、ゲームから抜けちゃうと直ぐに暇になっちゃうみたいです。これの対策としては、先抜けが起こらない、【1人が抜けると終了】ってタイプのゲームを用意すればいいのかな?
その3 子供にもプライドはあります
非常に当たり前なんですけど、子供でも負けると悔しいです。感情の制御が苦手な分、負けて大泣きしたりも十分あり得ます。ただ、これは『負けることと、自分の感情に折り合いを付ける』と、生きるために重要な能力を身につける課程とも言えますね(負けに慣れていないと、『失敗したけど、次は頑張ろう』的な思考に行きにくいと聞いたことがありますし、僕もそう思います)。ただ、適度に勝った負けたを繰り返してこそ、ゲームが楽しいと思えますから、その辺のバランスを取ってやるのが大人の役目かと考えています。
前に考えたブロックスやラミィキューブとかの思考タイプは、慣れてる人相手だと、かなり勝ち目が薄いんですね。もう少し運の要素が大きいタイプのゲームも、用意した方が良いのかなと考えております。「ねことねずみの大レース」とか良さそうなんですが、HABAは高いしなぁ~(^_^;)
まぁ、この辺を考慮に入れて、少し補強したいと思っております。
先の定例会で、初めて子供卓を開きました。その時の経験を元に、今後の対応について考えてみました。文章中に子供に対しネガティブな表現が表れますが、子供とのゲームを否定してるのではありません。子供ですから諸々の面で大人と違うのは当たり前で、それを考慮した上で共にゲームを楽しむ方法を模索していきたいと考えております。
さて、今回はゲーム慣れしていない子供さんが多かったので、大変ながらも色々と経験できました。主に3つの点が気になったので、その内容と今後の対策を考えてみます。
その1 子供はモノの扱いが荒い
ま、荒いですね。『丁寧に扱いましょう』と言っていますけど、熱中し始めるとその辺が意識から消えちゃうみたいです。クロンダイクも玉飛んでますから、あまり大人同士では見られない光景だと……(この扱いでも流石はHABA、何ともないぜ!)。木製の駒や厚紙のパーツはある程度耐えられそうですが、カードとかは危険ですね~。うちの甥も熱中すると握ってしまい頻繁に注意してる気がします。でも、自分自身も子供の頃はこんなモンだったし、逆に丁寧すぎる子供の方が怖いと思いますけどね。
実際、子供の扱いが荒いのは、怒っても仕方ないことだと思います。大人ほど、注意を分散できませんから、熱中し始めると……。かといって、当方も「仕方ないなぁ~ハッハッハ」と言うほど余裕ありませんので、対策は練らねばなりません(実際、子供さんがそうなっちゃうと、親御さんの方が「ヒ~!あんたら止めなさい!!」とかなっちゃって、ゲームに集中できない点もあります)。
対策としましては、やはり【子供の使用に耐えうるゲームを用意する】って事になると思います。『丁寧に扱いましょう』と言っても、それ自体が難しいですから、丁寧に扱わなくても大丈夫なゲームを用意する方向で……。具体的にはHABAやラベンスバーガーが良いかなと。
その2 子供は飽きっぽい
前にも『集中力が持続しない』と書きましたが、時間的な飽きっぽさじゃない方向で。具体的に起こった事例なのですが、ブロックスで自分が置けなくなっちゃうと一気にゲームから離れるわけです。他にも、インカの黄金で先に洞窟から抜けた子がうろうろし始めたり……。大人でしたら他の皆が終わるまで待ちますけど、子供には難しいみたいです。仕方ないよね~自分、関係なくなったんだしね。
もともと集中力が少ないし、対戦相手に気を配るのも苦手ですから、ゲームから抜けちゃうと直ぐに暇になっちゃうみたいです。これの対策としては、先抜けが起こらない、【1人が抜けると終了】ってタイプのゲームを用意すればいいのかな?
その3 子供にもプライドはあります
非常に当たり前なんですけど、子供でも負けると悔しいです。感情の制御が苦手な分、負けて大泣きしたりも十分あり得ます。ただ、これは『負けることと、自分の感情に折り合いを付ける』と、生きるために重要な能力を身につける課程とも言えますね(負けに慣れていないと、『失敗したけど、次は頑張ろう』的な思考に行きにくいと聞いたことがありますし、僕もそう思います)。ただ、適度に勝った負けたを繰り返してこそ、ゲームが楽しいと思えますから、その辺のバランスを取ってやるのが大人の役目かと考えています。
前に考えたブロックスやラミィキューブとかの思考タイプは、慣れてる人相手だと、かなり勝ち目が薄いんですね。もう少し運の要素が大きいタイプのゲームも、用意した方が良いのかなと考えております。「ねことねずみの大レース」とか良さそうなんですが、HABAは高いしなぁ~(^_^;)
まぁ、この辺を考慮に入れて、少し補強したいと思っております。
Posted by TEN at 00:52│Comments(3)
│雑感
この記事へのコメント
こんにちはお手玉ピエロです。
正直に言います。
子供も参加者の対象にする以上、ゲームの箱やコンポネートの
破損や損失は覚悟しなければいけません。
できると思われる対策は
・箱(特に上蓋)を足場に置かない。(面倒ですが蓋をしたり、
高い所に置いておく。)
・コンポネートを手に入れやすい物で代用、または作成する。
(すべては無理でもある程度オリジナルの損失防止にはなります。)
・ハウスルールやゲームグッズを利用する。
(ハウスルールでルールを簡単にして時間を短縮したり、
ダイスタワーなどで子供の関心を惹きつける。)
子供の行動はある程度、知識や経験で認識しておいた方が気が楽です
(ダイスをあさっての方向に飛ばすのはよく見ます。危険なのは
カヤナックのひも付き磁石を振り回すのは他の人に当たる前に
大人が身を挺して止める方が無難です。)
あくまで個人的な意見ですが参考になれば幸いです。
正直に言います。
子供も参加者の対象にする以上、ゲームの箱やコンポネートの
破損や損失は覚悟しなければいけません。
できると思われる対策は
・箱(特に上蓋)を足場に置かない。(面倒ですが蓋をしたり、
高い所に置いておく。)
・コンポネートを手に入れやすい物で代用、または作成する。
(すべては無理でもある程度オリジナルの損失防止にはなります。)
・ハウスルールやゲームグッズを利用する。
(ハウスルールでルールを簡単にして時間を短縮したり、
ダイスタワーなどで子供の関心を惹きつける。)
子供の行動はある程度、知識や経験で認識しておいた方が気が楽です
(ダイスをあさっての方向に飛ばすのはよく見ます。危険なのは
カヤナックのひも付き磁石を振り回すのは他の人に当たる前に
大人が身を挺して止める方が無難です。)
あくまで個人的な意見ですが参考になれば幸いです。
Posted by お手玉ピエロ at 2009年12月01日 09:48
どうも、初めてコメントさせて頂きます。
子どもとゲームを遊ぶというのは確かに大人とは違う問題点が多いですよね。
その辺は経験の積み重ねとしか言いようがないのに、それを蓄積して公開しているところがないのは今後の課題ですね。
色々とある問題の中から記事に書かれている点への対応をコメントしたいと思います。何かしら参考になり今後のゲームライフの充実につながれば幸いです。
1、取扱について
確かに荒い子供が多いですね。対策としては丈夫な物を使う、というのも大切ではありますが、それではいつまで経ってもおもちゃの扱いが良くはなりません。ゲーム・おもちゃに関わらず物を大切にする、というのは非常に大切なことでこれは自分のものであろうと他人の物であろうと変わるものではありません。
子供は遊びを通じて多くのことを学んでいきます。最初はできなくて当然。ですから、それを良い教育の機会だと割り切ってしっかりと大人が怒る!というのが肝要ではないかと思っています。
正直、ゆうもあゲーム会でもお店でも、参加者のお子さんだろうとお客様のお子さんであろうと、怒るべき時にはしっかりと怒ってます。
他人の大人に怒られる、というのはなかなかない時代でもありますし、「それは悪いことだから」としっかりと怒ると理解してくれて成長するお子さんがほとんどですよ。
あまりにすぐに壊れるものは使わない。これは大前提ではありますが、「これはみんなで遊ぶおもちゃなんだから壊れないように遊ばないともう遊ばせないよ?」と怒ってあげた方が子供のためではないでしょうか?
ちなみにそれでも熱くなってついカードを握りつぶしたりもしてしまいますが、そんな時にはわざとではないので優しく「いいよ」と対応しています。状況次第ですね。
2、飽きっぽい
これも仕方ない、と言えば仕方ないですが。これに関しても怒って成長を促したい・・・ところですが、実際は難しいですね。
インカの黄金であれば、カードを一人一人引かせてあげてますでしょうか?山からただ引くのではなく、カードを広げて引かせてあげるとより盛り上がるのでお勧めのハウスルールなのですが、これを拡大して帰った子供にも引かせてあげましょう。もちろんその時に「蛇かくもを出したらみんな君の独り勝ちだよ!」などと漫然と引かせないような計らいも大事です。
ブロックスであれば他の人のを考えるように促しています。「もう終わっちゃった?じゃあお母さんが置く場所ないか困っているこど、どこかないかなぁ?ほらアドバイスしてあげなよ」などですね。
もちろん記事に書かれているように飽きないゲームを選定するのも大事ですが、こうやって「飽きない工夫」を大人が見せることで子供はそれを勉強します。
遊びは大人が良い見本を見せてこそ子供がより良い遊びをできるようになるので、「飽きないようにする」よりも「飽きさせない工夫」の方が良いと思ってやっています。
3、負けたら悔しい
ほとんどの子供に該当するのですが、負けてもうやらない!というのはいつか通過していかないといけない道だと思っています。
これは書かれていらっしゃられるように「悔しいからやらない!」ではなくて「悔しいからもう一回!」となるように持っていかないといけません。
そして子供は馬鹿ではない・・・というかものすごい賢いので「これは知恵のゲームだから勝てない」とか「これは運だし勝てるはず」など大抵理解して「もうやらない!」とか「もう一回!」と言っている節が多々感じられます。
ですので、負けて悔しい子にはやはり運の要素の強いゲームが一番ではないでしょうか?
成長とともに知恵も付き、頭の回転も早くなってくるので数年も経てばブロックスなども勝てるようになりますので、「これでは無理だ!」と理解している間は簡単なゲームをお勧めします。
大人向けのゲーム会で子供むけのゲームを用意するべきか否かは難しいところですね。私がゲーム会を主催していたころは一応用意もしていましたが、やはり大人向けのゲームを工夫して子供にも対応しておりました。
大抵のゲームは多少ルールを簡素にするなりしてあげれば少し大きな子供なら遊べるようになるものです。商売でゲームを売っている人間の発言としては間違っておりますが・・・できることならば「ないから買う」のではなく「あるもので合わせる」ことをお勧めいたします。買っていたらきりがないですしね。
子どもとゲームを遊ぶというのは確かに大人とは違う問題点が多いですよね。
その辺は経験の積み重ねとしか言いようがないのに、それを蓄積して公開しているところがないのは今後の課題ですね。
色々とある問題の中から記事に書かれている点への対応をコメントしたいと思います。何かしら参考になり今後のゲームライフの充実につながれば幸いです。
1、取扱について
確かに荒い子供が多いですね。対策としては丈夫な物を使う、というのも大切ではありますが、それではいつまで経ってもおもちゃの扱いが良くはなりません。ゲーム・おもちゃに関わらず物を大切にする、というのは非常に大切なことでこれは自分のものであろうと他人の物であろうと変わるものではありません。
子供は遊びを通じて多くのことを学んでいきます。最初はできなくて当然。ですから、それを良い教育の機会だと割り切ってしっかりと大人が怒る!というのが肝要ではないかと思っています。
正直、ゆうもあゲーム会でもお店でも、参加者のお子さんだろうとお客様のお子さんであろうと、怒るべき時にはしっかりと怒ってます。
他人の大人に怒られる、というのはなかなかない時代でもありますし、「それは悪いことだから」としっかりと怒ると理解してくれて成長するお子さんがほとんどですよ。
あまりにすぐに壊れるものは使わない。これは大前提ではありますが、「これはみんなで遊ぶおもちゃなんだから壊れないように遊ばないともう遊ばせないよ?」と怒ってあげた方が子供のためではないでしょうか?
ちなみにそれでも熱くなってついカードを握りつぶしたりもしてしまいますが、そんな時にはわざとではないので優しく「いいよ」と対応しています。状況次第ですね。
2、飽きっぽい
これも仕方ない、と言えば仕方ないですが。これに関しても怒って成長を促したい・・・ところですが、実際は難しいですね。
インカの黄金であれば、カードを一人一人引かせてあげてますでしょうか?山からただ引くのではなく、カードを広げて引かせてあげるとより盛り上がるのでお勧めのハウスルールなのですが、これを拡大して帰った子供にも引かせてあげましょう。もちろんその時に「蛇かくもを出したらみんな君の独り勝ちだよ!」などと漫然と引かせないような計らいも大事です。
ブロックスであれば他の人のを考えるように促しています。「もう終わっちゃった?じゃあお母さんが置く場所ないか困っているこど、どこかないかなぁ?ほらアドバイスしてあげなよ」などですね。
もちろん記事に書かれているように飽きないゲームを選定するのも大事ですが、こうやって「飽きない工夫」を大人が見せることで子供はそれを勉強します。
遊びは大人が良い見本を見せてこそ子供がより良い遊びをできるようになるので、「飽きないようにする」よりも「飽きさせない工夫」の方が良いと思ってやっています。
3、負けたら悔しい
ほとんどの子供に該当するのですが、負けてもうやらない!というのはいつか通過していかないといけない道だと思っています。
これは書かれていらっしゃられるように「悔しいからやらない!」ではなくて「悔しいからもう一回!」となるように持っていかないといけません。
そして子供は馬鹿ではない・・・というかものすごい賢いので「これは知恵のゲームだから勝てない」とか「これは運だし勝てるはず」など大抵理解して「もうやらない!」とか「もう一回!」と言っている節が多々感じられます。
ですので、負けて悔しい子にはやはり運の要素の強いゲームが一番ではないでしょうか?
成長とともに知恵も付き、頭の回転も早くなってくるので数年も経てばブロックスなども勝てるようになりますので、「これでは無理だ!」と理解している間は簡単なゲームをお勧めします。
大人向けのゲーム会で子供むけのゲームを用意するべきか否かは難しいところですね。私がゲーム会を主催していたころは一応用意もしていましたが、やはり大人向けのゲームを工夫して子供にも対応しておりました。
大抵のゲームは多少ルールを簡素にするなりしてあげれば少し大きな子供なら遊べるようになるものです。商売でゲームを売っている人間の発言としては間違っておりますが・・・できることならば「ないから買う」のではなく「あるもので合わせる」ことをお勧めいたします。買っていたらきりがないですしね。
Posted by 奥山 at 2009年12月01日 15:23
せっかく貴重なご意見を頂きましたのに、返事が遅れて申し訳ございません
経験豊富なお二方のご意見、大変参考になります
うちとしましては、参加されている親御さんが、ゲームに集中できる程度にいてくれれば良いんですがね……
まぁ、ゆっくりと模索していきたいと思います
経験豊富なお二方のご意見、大変参考になります
うちとしましては、参加されている親御さんが、ゲームに集中できる程度にいてくれれば良いんですがね……
まぁ、ゆっくりと模索していきたいと思います
Posted by おさる at 2009年12月04日 10:46